※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

カロナールと同じ成分の薬は市販で買えるか

解熱鎮痛薬として広く使用されるカロナールですが、アセトアミノフェンという成分を含む薬剤です。

この成分は市販でも販売されている成分であるため、カロナールの代わりになる市販薬を確認してきます。

カロナールの成分はアセトアミノフェン

カロナールの成分はアセトアミノフェンという解熱鎮痛成分です(くすりのしおり カロナール200)。

カロナールそのものは処方薬であり、市販薬として全く同じものは販売されていません。

しかし、アセトアミンフェンの成分は市販でも販売されている成分であるため、このアセトアミノフェンを含む薬を買うと、処方薬のカロナールと同じ効果が期待できます。

注意したいのは、アセトアミノフェンは市販薬の中でももっともポピュラーな成分であり、実に1000種類近くの市販薬に含まれている成分です。

そこでおすすめしたいのは、アセトアミノフェンのみを含む市販薬です。

市販薬は多くの場合、複数の成分が入った配合剤として販売されていますが、アセトアミノフェンのみを含む市販薬で絞ると、数はそこまで多くありません。

カロナールの代わりとして使用したい場合は、アセトアミノフェンのみの市販薬の方が使いやすいと言えます。

代表的な市販薬はタイレノール

カロナールの代わりの市販薬として代表的な製品はタイレノールAです。

タイレノールAはカロナールと同じ成分のアセトアミノフェンを1錠中に300mg含む製品です。

カロナールのうち、カロナール錠300と全く同じ成分量となります。

カロナール錠200よりも1.5倍の成分量、カロナール錠500よりも少し成分量が少ないものです。

成分が全く同じで、成分も単一の市販薬であるため、カロナールの代わりとして使いやすい市販薬です。

ただし、注意点として、処方薬と市販薬では医師の診察の有無という点で異なるため、使って良い場面や使って良い用量(錠数)は、カロナールとタイレノールとでは異なります。

タイレノールの使って良い場面(効能効果)については以下の通りです。

1)頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽のど痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛
2)悪寒・発熱時の解熱

タイレノールA 添付文書

タイレノールの用法用量は以下の通りです。

次の量を服用してください。ただし,かぜによる悪寒・発熱時には,なるべく空腹時をさけて服用してください。

[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):1錠:3回まで。服用間隔は4時間以上おいてください。
15歳未満:服用しないでください。

タイレノールA 添付文書

カロナールで2錠以上使っていた場合でも、タイレノールで使って良いのは1回1錠までです。必ず用法を守りましょう。

タイレノール以外の市販薬でも代わりになるもの

タイレノール以外でも、カロナールと同じアセトアミノフェンを単一成分として含む市販薬は幾つかあります。

主なものは以下の通りです。

製品名 アセトアミノフェンの量
タイレノールA 1錠中 300mg
こどもパブロン坐薬 坐剤1個中 100mg
こどもリングルサット 1錠中 50mg
小児用バファリンチュアブル 1錠中 50mg
小児用バファリンCII 1錠中 33mg
ノーシンAc 1錠中 150mg
バファリンルナJ 1錠中 100mg

バファリンシリーズでは、バファリンルナJがアセトアミノフェン製剤です。7歳以上から使用できる特徴があります。

ノーシンシリーズも比較的有名ですが、ノーシンAcもアセトアミノフェン製剤です。こちらも7歳以上で使用できます。

子供用では、こどもリングルサットと小児用バファリンの2種類などが代表的なアセトアミノフェン製剤です。

こどもリングルサットは5歳から使用でき、水なしでも服用することができます。

小児用バファリンでは小児用バファリンチュアブルは3歳から使用でき、こちらも水なしで使用できるオレンジ味の錠剤です。

小児用バファリンCIIも3歳以上であり、チュアブルよりも1錠中の成分量が少なくなっていますが、1回に3錠使用するため、トータル量としてはチュアブルとあまり変わりません。フルーツ味の小粒の錠剤です。

また、子供用では坐剤もあり、こどもパブロン坐薬はアセトアミノフェンの成分を含む坐剤です。

長期で使用するものではないのであくまで一時的な目的で

今回挙げたカロナールの代わりになりうる市販薬は、いずれも一時的な使用を目的とするものであり、長期で使用するようなものではありません。

タイレノールAの添付文書でも「5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,歯科医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください」という注意喚起があります。

解熱鎮痛剤を長期で使用する場合は、必ず医師の診察を受けるようにし、市販薬はあくまで一時的なものという位置付けで使うようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました