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デルモゾールの特徴やステロイドとしての強さ|かゆみなどへの使用

塗り薬のデルモゾールについて、その特徴やステロイドとしての強さ、かゆみなどへの効果、リンデロンとの違い、市販や通販での購入などについて確認していきます。

デルモゾールの特徴|ステロイドの強さなど

デルモゾールはステロイドの成分を含む塗り薬であり、種類としてデルモゾール、デルモゾールG、デルモゾールDPの3種類があります。

含まれる成分はデルモゾールはステロイドのベタメタゾン吉草酸エステル、デルモゾールGはさらに抗生物質のゲンタマイシン硫酸塩軟膏を含みます。デルモゾールDPはステロイドの成分が異なり、ベタメタゾンジプロピオン酸エステルを含みます。

デルモゾールとデルモゾールDPはいずれも皮膚炎やかゆみを伴う痒疹群などに効果が認められています(
デルモゾール軟膏0.12% くすりのしおり)(デルモゾールDP軟膏0.064% くすりのしおり)。

デルモゾールGに関しても皮膚炎などに使われますが、抗生物質を含むため特に化膿していたりする場合に向いていると言えます(デルモゾールG軟膏 くすりのしおり)。

剤型の種類として、軟膏、クリーム、ローションがあり、患部の場所や使用感によって使い分けられます。

種類 デルモゾール デルモゾールG デルモゾールDP
成分 ベタメタゾン吉草酸エステル ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲンタマイシン硫酸塩軟膏 ベタメタゾンジプロピオン酸エステル
軟膏 デルモゾール軟膏0.12% デルモゾールG軟膏 デルモゾールDP軟膏0.064%
クリーム デルモゾールGクリーム デルモゾールDPクリーム0.064%
ローション デルモゾールローション0.12% デルモゾールGローション デルモゾールDPローション0.064%

デルモゾールとデルモゾールGの成分である、ベタメタゾン吉草酸エステルのステロイドとしての強さは、3群の「strong」に分類され、1〜5群のうちの中間に分類されるステロイド成分です。適度な抗炎症効果の強さを持つ使いやすい成分と言えます。

デルモゾールDPのベタメタゾンジプロピオン酸エステルは1段階強い2群の「very strong」に分類されます。同じ「デルモゾール」の名称をもつものでも、DPはステロイドとしての強さが異なるため注意しましょう。

デルモゾールとリンデロン

デルモゾールはリンデロンのジェネリックに当たる薬であり、同じ成分を含む薬です。

それぞれ、デルモゾールがリンデロンV、デルモゾールGがリンデロンVG、デルモゾールDPがリンデロンDPのジェネリックとなります(正式には現在デルモゾールGは基礎的医薬品に該当)。

同じ成分を含むため、基本的には同じ効果を得られる薬です。併用してもあまり大きな意味はありませんが、皮膚科の専門の先生の場合、それぞれの製剤的特徴を鑑みて、先発医薬品とジェネリック医薬品を使い分けるケースも稀にあるため、その場合は医師の指示通りに使うことが重要です。

デルモゾールを市販や通販で購入したい場合は

デルモゾールと全く同じものは市販では販売されていませんが、デルモゾール、デルモゾールGに含まれるステロイド成分のベタメタゾン吉草酸エステルは市販薬としても販売されている成分となります。

したがって、デルモゾールを市販や通販で購入したい場合は、これらの市販薬が代用品に成り得ます。

詳細は以下の記事を確認してください。

リンデロンV・リンデロンVGは市販や通販で買えるか|代用できるものは

なお、デルモゾールDPの成分は市販では販売されていません。

薬剤師の視点からデルモゾールの注意点

デルモゾールはステロイドの成分を含む塗り薬として非常に使いやすい薬の一つです。

しかし、ステロイドは間違った使い方をすると副作用が出ることもある成分であるため、必ず指示通りに使うことが重要です。

特別な指示がある場合を除き、ステロイドはあまり塗り広げずに、患部にピンポイントで使うように心がけましょう。

顔や陰部などのデリケートな部分は、他の部分よりも吸収が良く、効果が出やすい傾向があります。顔や陰部への使用は特に注意をするようにしましょう。

 

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